学用品・教育業界の現場で働く保育士や幼稚園教諭は、単に「落ちないこと」以上に「子ども自身が自分の靴だと一目で識別できること」を重んじる。特に年少クラスの幼児は文字を読むのが難しいため、書く位置と視認性の配慮が欠かせない。
プロの現場から推奨されるのは、つま先部分への文字配置とあわせた「ワンポイントマーク」の併用だ。左右の靴をそろえるとハートやイラストが完成する絵付けを行うことで、左右履き間違いを防ぐ効果も得られる。また、下駄箱に収納した際に自分の履物だとすぐ分かるよう、かかと(ヒールループ)部分への記載も教育現場では非常に喜ばれる。
ただし、防犯上の観点から登下歩時に外からフルネームが丸見えになる配置を避ける保護者も増えている。通園通学時は隠れ、靴を脱いだ時にだけ見えるインソール(中敷き)への名入れを組み合わせるなど、安全面への配慮も現代のスタンダードとなりつつある。