れんげ料理店の暖簾をくぐったら絶対に注文したいのが、訪れるほぼすべての客が舌鼓を打つ名物「テール大根」です。牛テールの濃厚な旨味とコラーゲンが、中までじっくりと煮汁を吸い込んだ大根にこれでもかと凝縮しており、口に運んだ瞬間にとろけるような至福の食感を味わえます。
季節ごとに表情を変える黒板メニューも、訪れる者の好奇心を刺激します。香川県特産の三豊茄子を大胆に使った「三豊茄子のチーズ田楽」や、香ばしさと繊細な甘みが際立つ「菊芋の茶碗蒸し」、初夏から秋にかけて登場する「鱧のフリット」など、季節の味覚に洋のエッセンスを取り入れた遊び心ある逸品が目白押しです。そして宴のフィナーレを飾る土鍋の炊き込みご飯や海鮮めし、出汁の効いた優しいお味噌汁まで、最初から最後まで計算し尽くされた構成が光ります。
気になる予算価格帯ですが、アラカルトで満足いくまで料理を頼み、お酒を2〜3杯嗜んでも1人あたり6,000円〜8,000円前後に収まるケースが大半です。仕入れに応じたおまかせのディナーコースを注文した場合でも、都内の同水準の割烹なら1万5,000円以上は下らない内容が手頃に提供されており、この圧倒的なコストパフォーマンスが満足度をさらに押し上げています。