吉高由里子の髪型における最大の魅力は、「作り込みすぎていないのに上品」という絶妙な抜け感です。このニュアンスを再現するためには、アイロンの巻き方以上にベースとなるドライヤーの乾かし方が命運を握ります。
朝のスタイリングにかける時間はわずか5〜7分。忙しい朝でもサロン帰りのフォルムを蘇らせる3段階のセット手順を解説します。
ステップ1:根元の立ち上げドライ(所要時間:2分)
センターパートの分け目がペタンと潰れてしまうと、一気に老け見えや疲れた印象を与えてしまいます。分け目部分の頭皮を濡らした後、分けたい位置とは逆方向に髪を引っ張りながら根元に温風を当てます。左右両方から風を送り、最後に前髪全体を後ろへオールバックにするように風を当てて冷風で冷ますと、自然な立ち上がりが一日中持続します。
ステップ2:ストレートアイロンによる毛流れ形成(所要時間:3分)
温度設定は140度〜160度の中低温が鉄則です。高温すぎると毛先が硬くなり、吉高由里子らしい柔らかさが損なわれます。全体の毛先を軽く内巻き、または気分に合わせてごく自然な外ハネにします。そして最大のポイントである顔周りの前髪は、アイロンで毛束の中間を挟み、後頭部に向かって弧を描くようにスッと後ろへ引き抜きます。これにより、頬骨をなぞる美しいS字の毛流れが完成します。
ステップ3:オイルとバームの黄金比スタイリング(所要時間:1分)
仕上げに使うスタイリング剤は、重すぎる重質オイルではなく、軽やかなツヤを与える植物性ヘアオイルや柔らかいヘアバームを選びます。小豆粒大の量を手のひらに伸ばし、まずは髪の内側と毛先から馴染ませます。手に残ったわずかな油分だけで前髪の毛先をつまむように束感を作ります。根元にスタイリング剤をつけてしまうと重みで立ち上がりが消えてしまうため、絶対に避けてください。