2026年北中米W杯に向け、ナイキとブラジル代表のパートナーシップはさらなる進化を遂げています。1997年の契約締結以来、四半世紀以上にわたり数々の名作を世に送り出してきたナイキですが、2026年最新コレクションでは最新のテキスタイル技術「DRI-FIT ADV(アドバンスド)」をベースに、選手の動態データに基づく3Dニット構造を全面的に刷新しています。
最新モデルのディテールにおいて注目すべきは、ブラジルの豊かな大自然と伝統的サンバのリズムを幾何学的に落とし込んだテクスチャーです。2022年カタール大会で見られたジャガー(オンサ・ピンターダ)の動物柄をさらに抽象化し、近未来的な織り柄としてシャツ全面に配置。通気孔が汗の溜まりやすい部位ごとにミリ単位で設計されており、酷暑が予想される北中米のピッチでも衣服内の温度を最適に保つ工夫が凝らされています。
そして、このユニフォームを語る上で避けて通れないのが「背番号10」の存在です。ペレからジーコ、リバウド、ロナウジーニョへと受け継がれ、直近の10年以上にわたりセレソンを牽引してきたネイマール(Neymar Jr.)が背負い続けてきたナンバーです。手記やメディア取材において、歴代の10番着用者たちが「このシャツを着ることは、2億人の国民の希望と痛みを一身に背負うこと」と語る通り、そのプレッシャーは計り知れません。
2026年大会においては、キャリアの集大成を見据えるネイマールのユニフォームを求める往年のファンと、ヴィニシウス・ジュニオールやロドリゴ、そして新星エンドリッキら新世代の躍動を重ね合わせるファンとの間で、ネーム&ナンバーマーキングの需要が大きく二極化しています。ブラジル代表の10番は単なる番号ではなく、フットボールの魔法そのものを意味する特別な記号であり続けています。