粉瘤が潰れた時の正しい応急処置|絞り出し厳禁の理由と病院の選び方

粉瘤が潰れた時の正しい応急処置|絞り出し厳禁の理由と病院の選び方

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Q1:粉瘤が潰れて中身が全部出たように見えます。腫れも引いたのですが、それでも病院に行くべきですか?
A1:必ず医療機関を受診してください。表面から見ると内容物がすべて出尽くして治ったように見えても、皮膚の下には角質を作り出す「袋(嚢腫壁)」がそのまま残っています。袋が残っている限り、数ヶ月から数年のうちに必ず再発します。むしろ、潰れて炎症を起こした袋は周囲の組織と癒着しやすく、放置して時間が経つほど次回の摘出手術が難しくなり、傷跡が大きくなるリスクがあります。

Q2:市販の化膿止め軟膏(ドルマイシンやオロナインなど)を塗って様子を見てもいいですか?
A2:自己判断での市販薬塗布はおすすめできません。市販の軟膏は表面の軽微な創傷には有効ですが、皮膚深部に存在する粉瘤の感染巣に対して十分な抗菌効果を発揮することは困難です。また、油性の軟膏を傷口に厚塗りすることで毛孔を塞ぎ、かえって嫌気性菌(空気を嫌う細菌)の増殖を助長してしまう恐れがあります。まずは流水で患部を清潔に洗い流し、何も塗らずに滅菌ガーゼを当てて早急に医師の診察を受けてください。

Q3:潰れて穴が開いてしまった場合、当日のシャワーやお風呂はどうすればいいですか?
A3:当日はバスタブへの入浴(湯船に浸かること)は厳禁です。浴槽のお湯には多種多様な雑菌が存在するため、開いた穴から侵入して重篤な二次感染を引き起こす危険があります。ただし、ぬるま湯のシャワーを優しく浴びて、患部に付着した膿や血液を石鹸の泡で洗い流すことは衛生上非常に推奨されます。擦らずに泡を滑らせるように洗い、シャワー後は清潔なタオルで水分を吸い取ってガーゼを当ててください。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。