2008年、ゲーム市場に投じられた一石は、従来のスポーツゲームの概念を根本から覆した。株式会社レベルファイブが手がけた本作は、任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」の特性を極限まで引き出したタイトルだった。タッチペンを使った直感的な操作でピッチ上の選手を指揮し、まるでアニメのワンシーンのようなド派手な必殺技を繰り出す。このシステムは当時のプレイヤーに新鮮な衝撃を与えた。
本作の画期的な点は、「育成サッカーRPG」という全く新しいジャンルを確立したことだ。1,000人以上のスカウト可能な選手が登場し、プレイヤー自身が好みのチームをビルドする収集・育成要素は、RPG好きのゲーマーの心を鷲掴みにした。単なるスポーツのシミュレーションではなく、仲間を集めて成長させ、強い敵に挑むという王道RPGの快感をグラウンドの上に持ち込んだ点に、開発陣の天才的な発想が光る。