贈与額を正しく算出するためには、車両の「時価」を正確に把握しなければならない。新車時の購入価格ではなく、譲渡時点における中古車市場での買取査定額や、専門業者のガイドブック(レッドブック等)に基づく評価額がベースとなる。年式が古く走行距離が長い車両であれば、時価が大幅に下がり、110万円の非課税枠内に収まるケースも少なくない。
もし非課税枠を超える評価額となった場合は、申告期限内に正しく手続きを行う必要がある。現在では、国税庁のポータルサイトを通じてe-Taxを利用すれば、自宅のスマートフォンやパソコンから簡単に贈与税申告を完結できる。算出根拠に不安がある場合や複雑な親族間譲渡を伴う場合は、事前に税理士へ相談し、査定書の控えを保管しておくことが最大の防御策となる。