彼を象徴するフレーズとなった「オレンジ」。元々はルルーシュがその場の口八丁で捏造した無意味な単語に過ぎなかった。存在もしない「オレンジ疑惑」によって、彼は軍内部での信用を完全に失い、蔑称としてその名を背負わされることになったのである。
しかし、物語が進むにつれて「オレンジ」の意味合いは劇的な変化を遂げる。絶望的な境遇に置かれても屈せず、ネタとして弄られながらも突き進む姿に、ファンはいつしか親しみと敬意を抱くようになった。後には自ら「オレンジ」と名乗るほどの器量を見せつけるに至る。惨めな侮蔑の言葉を、自らの誇りと象徴へと塗り替えたこの逆転劇こそ、「コードギアス 反逆のルルーシュ」における屈指の名シーンとして語り継がれている。