巨大コウモリは熱帯の海外だけに存在するわけではありません。日本国内の亜熱帯地域にも、独自の進化を遂げたオオコウモリが生息しています。
南西諸島で日常的に目撃されるのがクビワオオコウモリです。沖縄本島や宮古・八重山列島、大東諸島などに分布し、首の周りに黄色や白の襟巻きのような帯模様を持っています。翼を開くと約80cm〜1mに達し、那覇市内の公園や街路樹のフクギ、ガジュマルの木にぶら下がって実を食べる姿が頻繁に観察されます。
一方、東京都の絶海の孤島である小笠原諸島には、日本固有種であるオガサワラオオコウモリが生息しています。こちらは翼開長が約80cm〜90cm、国の天然記念物および国内希少野生動植物種に指定されており、絶滅危惧種として手厚い保護活動が続けられています。