ラーメンの麺選びにおいて、麺の太さはスープとの一体感を左右する決定打となります。一般的に細麺(番手24〜28番前後/麺の幅約1.1〜1.25mm)は、表面積の広さと麺同士の隙間によって生じる「毛細管現象」が強く働きます。これにより、サラリとしたスープであってもしっかりと麺の間に吸い上げ、口元へと運んでくれる構造になっています。
一方で太麺(番手12〜18番前後)は、麺自体のモチモチとした弾力や強いコシ、存在感そのものを楽しむ設計です。濃厚な味噌やドロリとしたつけ汁には太麺が好まれる傾向にありますが、細麺のストレート麺が持つ特徴は、シルクのようになめらかな啜り心地(すすりごこち)と、噛み締めた瞬間に広がる小麦の芳醇なアロマにあります。スープの邪魔をせず、かつスープの旨味を極限まで引き立てる点が、多くのラーメン通を唸らせる理由です。