異形のキャラクターをビジネスとして成立させる手法において、先駆的な役割を果たしたのが株式会社DLEだ。Flashアニメという当時としては革新的な手法で制作された『秘密結社 鷹の爪』は、悪の秘密結社でありながら人間味と哀愁に満ちたキャラクター像で市場を席巻した。
美男美女でも優等生でもない、落書きのようにも見えるキャラクターたちが、切れ味鋭いアイロニーとともに大衆を虜にする。DLEが切り拓いたこの道筋は、洗練された作画や巨額の予算がなくとも、エッジの立ったコンセプトとストーリーテリングがあれば巨大な熱狂を生み出せることを証明し、業界の常識を覆した。