札幌ドームライブ空席の真相。アーティスト離れと巨額赤字の裏側

札幌ドームライブ空席の真相。アーティスト離れと巨額赤字の裏側

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2026年を迎えた現在も、札幌ドームの収支改善の兆しは見えない。むしろ赤字の底沼は深まる一方だ。最大の引き金となっているのが、あまりにも高額な使用料と、巨大な空間を埋めるための桁外れの設営・撤去コストである。

音楽興行・エンターテインメント産業において、ドーム級の公演は機材を積んだ大型トラック何十台もの本州からの輸送費、つまり海を渡るロジスティクスコストが重くのしかかる。これに加えて札幌ドームの標準的な使用料、照明や音響の仕込み費用、人件費が積み重なると、満員近くまで集客しなければ採算が取れない構造だ。結果として「リスクが大きすぎる」と判断したプロモーターが、最初から巡回ルートから札幌を外す事例が急増している。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。