冷蔵庫のチルド室は何が違う?適正温度とNg食材・劇的鮮度キープ術

冷蔵庫のチルド室は何が違う?適正温度とNg食材・劇的鮮度キープ術

冷蔵庫のチルド室は何が違う?適正温度とNg食材・劇的鮮度キープ術についての真相をお届けします。

冷蔵庫にはチルド室のほかに「パーシャル室」「野菜室」「冷凍室」など多彩な部屋が存在します。特に混同されやすいのが「チルド」と「パーシャル」の違いです。それぞれの役割と特性を一覧表で整理しました。

室名適正温度・環境主な対象食材保存期間の目安・特徴冷蔵室約3〜6℃調理済み料理、飲料、調味料日常的な出し入れを想定した万能スペースチルド室約0〜3℃(高湿度・密閉)生肉、鮮魚、ハム、チーズ、納豆約3〜7日間(凍らせずに旨味と鮮度を保持)パーシャル室約-3℃(微凍結)まとめ買いした生肉、刺身用サク約7〜14日間(表面だけ微凍結、包丁がスッと通る)野菜室約3〜8℃(高湿度)葉物野菜、根菜、果物全般低温障害を防ぎ、乾燥から保護冷凍室約-20〜-18℃冷凍食品、長期保存用肉魚、ご飯約1ヶ月以上(長期保管の最終防衛ライン)

パーシャル室は、チルド室よりも一段階低い約-3℃で食材の表面をごく薄く凍らせる「微凍結」状態を作ります。解凍の手間をかけずに包丁でサクッと切れる状態を保ちながら、チルド室以上の長期保存(最長約2週間)を可能にします。

各家電メーカーはこの温度制御技術を競い合っており、代表的な技術がパナソニックの「微凍結パーシャル」と三菱電機の「氷点下ストッカー」です。パナソニックの微凍結パーシャルは、食品の酸化を抑えてまとめ買いしたお肉や魚を約1週間から10日間美味しく保てる点が高く評価されています。一方、三菱の氷点下ストッカーは独自の過冷却現象を応用し、氷点下(約-3〜0℃)なのに食材を一切凍らせない技術を採用しており、解凍いらずでドリップを極限まで出さない保存性から実用派ユーザーの間で絶大な評判を集めています。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。