冷蔵庫にはチルド室のほかに「パーシャル室」「野菜室」「冷凍室」など多彩な部屋が存在します。特に混同されやすいのが「チルド」と「パーシャル」の違いです。それぞれの役割と特性を一覧表で整理しました。
パーシャル室は、チルド室よりも一段階低い約-3℃で食材の表面をごく薄く凍らせる「微凍結」状態を作ります。解凍の手間をかけずに包丁でサクッと切れる状態を保ちながら、チルド室以上の長期保存(最長約2週間)を可能にします。
各家電メーカーはこの温度制御技術を競い合っており、代表的な技術がパナソニックの「微凍結パーシャル」と三菱電機の「氷点下ストッカー」です。パナソニックの微凍結パーシャルは、食品の酸化を抑えてまとめ買いしたお肉や魚を約1週間から10日間美味しく保てる点が高く評価されています。一方、三菱の氷点下ストッカーは独自の過冷却現象を応用し、氷点下(約-3〜0℃)なのに食材を一切凍らせない技術を採用しており、解凍いらずでドリップを極限まで出さない保存性から実用派ユーザーの間で絶大な評判を集めています。