診断を受けた飼い主が最も恐れるのが生命のタイムリミットですが、犬 脊髄空洞症 余命と経過は、空洞の拡大速度と早期治療の有無によって大きく分岐します。悪性腫瘍のように数カ月で生命を奪う疾患ではなく、適切な投薬管理を行えば天寿を全うできるケースも数多く存在します。ただし、無治療のまま放置された場合は神経破壊が不可逆的に進行します。
病態が進んだ犬 脊髄空洞症 末期症状と看護の現場では、四肢の不全麻痺や完全麻痺、頸部の強い湾曲(側弯症)、自力採食困難、排尿・排便障害、さらには呼吸筋麻痺を伴う重篤な呼吸障害が生じます。この段階では、根治を目指す治療から痛みを極限まで取り除き尊厳を守る緩和ケアへとシフトします。
在宅看護においては、体圧分散性能の高い高機能ウレタンマットの導入、床ずれ(褥瘡)を防ぐための2〜3時間おきの体位変換、首への負担をゼロにするハーネスの利用、食器台を高く設定して頭を下げずに食事・飲水ができる環境構築が生命線となります。首元の知覚過敏が強い場合は、首輪の完全撤廃や、首回りに触れない衣服の選択といった細やかな配慮が愛犬のストレスを大幅に軽減します。