受験情報サイトやSNS上の議論には、一部に実態と乖離した先入観が見受けられます。ここでは志望校選定で判断を誤らないための客観的事実を整理します。
第一の誤解は、「スタンダードコースに入学すると難関大を目指せない」という見方です。実際には定期試験の成績や実力テストのスコアに応じて、高校進学時にスタンダードからSアドバンスへのコース変更(転コース制度)が毎年一定数認められています。入学時の学力で将来が固定化されることはありません。
第二の誤解は、「大学までエスカレーターで進学する生徒が大多数」というイメージです。現在の甲南女子高等学校の卒業生のうち、甲南女子大学へ進学する割合は全体の1割〜2割程度であり、大多数は他大学(国公立・関関同立・産近甲龍・医療系大学など)へ外部進学しています。内部推薦の権利を保持したまま他大学を受験できる特例制度も整備されており、進路選択の自由度は極めて高いのが実情です。