尾碕真花がエンタメ界の表舞台に立った原点は、2012年に開催された第13回「全日本国民的美少女コンテスト」です。応募総数数万規模のオーディションの中で類まれな透明感を放ち、審査員特別賞を受賞。同コンテストのファイナリストたちで結成された次世代ユニット「X21」のメンバーに選ばれ、歌とダンスの基礎を徹底的に叩き込まれました。
2018年のグループ解散後は本格的に女優へと舵を切り、2019年に彼女の運命を決定づける作品と出会います。それがスーパー戦隊シリーズ第43作『騎士竜戦隊リュウソウジャー』です。
彼女が演じたリュウソウピンク/アスナは、可憐な美貌とは裏腹に常人離れした怪力を持つ「怪力食いしん坊ヒロイン」というユニークなキャラクターでした。豪快に食べ物を頬張り、巨大な敵を力任せになぎ倒すギャップは、子供たちのみならず幅広い世代の視聴者を魅了。特撮界隈では「歴代でも屈指の愛されヒロイン」として確固たる足跡を残しました。
同年に発売された1st写真集『いちか』では、台湾ロケを敢行。少女から大人の女性へと移ろう瑞々しい表情と健康的な水着姿を披露し、オリコン週間写真集ランキングで上位にランクインするなど、アイドル時代からのファン層を大きく拡大させる契機となりました。
高校生活においては、多くの芸能人を輩出してきた名門・堀越高校(トレイトコース)に進学。学業と過密な撮影スケジュールを両立させ、2019年3月に無事卒業しています。現場関係者の証言によると、「学校の課題を現場の控室に持ち込み、台本の暗記と宿題を並行してこなすストイックな生徒だった」と語られており、芯の強さは当時から際立っていました。