ネット上には室外機対策に関する様々な情報が氾濫していますが、中には機器の寿命を縮めたり、騒音を悪化させたりする誤った情報が含まれています。
誤解1:防音シートや木製カバーで全体を覆えば静かになる?
市販のルーバー付き室外機カバーや防音シートで全体を過剰に覆い隠す行為は、最も避けるべき危険な対策です。室外機は前面から熱を排出し、背面から冷気・暖気を吸い込む「呼吸」を行っています。通気口を塞ぐと排出した熱を再び吸い込む「ショートサーキット現象」が発生し、コンプレッサーがオーバーヒート状態に陥ります。結果として冷却性能が激減し、ファンが常時フル回転を強いられて騒音が倍増するだけでなく、最悪の場合はコンプレッサーの基板が焼き付いて故障します。
誤解2:異音がするファンモーターに市販の潤滑スプレーを吹き付ける?
「キュルキュル」「ガラガラ」という回転音を止めるため、外装の隙間から市販の防錆潤滑油(CRC等)を吹きかける行為は絶対に厳禁です。密閉型モーターの内部ベアリングには届かないばかりか、プラスチックファンを劣化させて破断・飛散させたり、内部の電気接点に付着してショートや発火事故を引き起こすリスクがあります。