取材を進めると、単なる偶然では片付けられないようなエピソードが次々と浮かび上がる。ある20代後半の男性は、恋みくじに「北東の方角に縁あり。未練を捨てよ」と書かれていたという。当時は元カノへの未練を引きずっていたが、助言通りに過去を断ち切り、北東に位置するカフェに通い始めたところ、そこで現在の妻となる女性と知り合った。
また、別の看護師の女性(31)は「秋まで待て」との焦りを戒める言葉を忠実に守ったことで、一時は破局寸前だった恋人との関係を修復できたと話す。「もしあの時、おみくじの助言を無視して感情的に問い詰めていたら、絶対に別れていたはずです。当たるというより、運命の事故を回避させてくれた感覚に近いですね」。