本剤の真価を100%引き出し、長年蓄積した黒カビを完全に消滅させるためには、科学的根拠に基づいた手順を遵守する必要があります。適当に塗って流すだけでは本来のポテンシャルを発揮できません。
作業は必ず浴室がカラカラに乾いた状態からスタートします。前日の夜から換気扇を回し続けるか、ドライヤーや吸水クロスを使って目地周辺の水分を徹底的に除去してください。さらに、表面にヌメリがある場合は、使い古した歯ブラシと浴室用洗剤で軽く擦り洗いし、完全に水気を拭き取ってから乾燥時間を設けます。
ノズルの先端をカビに直接あてがい、幅3ミリから5ミリ程度の太さで、黒ずみを完全に覆い隠すように厚みを持たせて塗布していきます。薄く伸ばしすぎてしまうと途中でゲルが乾燥し、浸透反応がストップしてしまいます。盛るように塗るのがコツです。
放置時間はカビの根深さに比例します。発生から数ヶ月程度の軽度なカビであれば1時間〜2時間で十分な効果が得られますが、数年にわたって放置された頑固な黒カビに対しては、6時間〜12時間(一晩放置)が極めて有効です。翌朝、ゲルが黒ずみを吸い上げて透明度を増しているのを確認したら、シャワーの水(できれば冷水またはぬるま湯)でゲルの残骸が完全になくなるまで丁寧に洗い流します。指先やブラシで擦らずとも、水圧だけで綺麗に剥がれ落ちていきます。