鈴木拓の知名度を決定づけ、日本中に賛否両論の嵐を巻き起こしたのが、フジテレビの人気番組『逃走中』での圧巻の立ち回りだ。他の出演者が正義感や協調性を押し出す中で、彼はゲームルールに則って淡々と「自首」を選択し、高額な賞金を勝ち取ってみせた。
当時のSNSは大炎上し、彼のSNSアカウントには批判のコメントが殺到した。しかし、これこそが番組プロデューサーの狙い通りであり、バラエティ番組における最高の「悪役」としての機能を果たした瞬間でもあった。感情論に流されず、与えられたゲームルールを最短ルートで攻略する冷徹なまでのロジックは、リアリティ番組としての緊張感を跳ね上げる立役者となったのである。