初めて針を持つ人でも迷わないよう、最もベーシックなフレンチスリーブワンピースの仕立て手順を整理します。着物をほどくと、左右の前身頃・後身頃・袖・衿・おくみといった長方形の布地が得られます。この中から、身頃となる長いパーツ2枚(後身頃・前身頃)を活用するのが最短ルートです。
基本的な着物リメイク 初心者 手順は以下の5ステップに集約されます。
ステップ1:身頃の長さを決めて裁断する
かんたん着物リメイク 裁断図の考え方は極めてシンプルです。着丈(肩から裾までの希望の長さ、例:110cm)に縫い代(裾4cm、肩2cm)を加えた長さを2枚切り出します。これが「前身頃」と「後身頃」になります。
ステップ2:首回り(ネックライン)のカット
前後の身頃を中表(表側同士を合わせる)に重ね、中心線から左右に好みの襟開き幅(通常は左右各9〜10cm程度、深さは前が8〜10cm、後ろが3〜4cmの緩やかなカーブ)をチャコペンで引き、縫い代1cmを残して切り落とします。見返し(襟の裏布)も余り布から同じ形で切り出しておきます。
ステップ3:肩線と脇線の直線縫い
肩部分を直線で縫い合わせ、端をジグザグミシンまたはロックミシンで始末します。続いて、袖ぐり(腕を通す部分)として肩から20〜22cmほど開けた位置から裾に向かって、脇線をまっすぐ縫い進めます。裾に20cmほどのスリットを残しておくと、足さばきが格段に軽やかになります。
ステップ4:袖口と裾の処理
袖ぐりと裾を三つ折りにしてステッチをかけます。反物の耳を利用している場合は、二つ折りのステッチだけで綺麗に仕上がります。
ステップ5:襟ぐりの見返し始末と仕上げアイロン
見返しを表身頃と中表に縫い合わせて内側に倒し、端ミシンをかけます。最後に全体へ中温で当て布をしてアイロンをかけ、縫い代をしっかりと割ることで、既製品のようなパリッとした輪郭が完成します。身幅を少しゆったり取れば、夏は涼しいワンピースとして、秋冬はタートルネックを重ね着するジャンパースカートとしても通年活躍します。