「杉山さんは大丈夫なのか」。相撲ファンがもっとも心配しているのは、当然ながら体調面だ。1930年生まれの杉山氏は、すでに90代に達している。連日、硬い座布団の上で何時間も正座やあぐらをかき続ける砂かぶり席での観戦は、肉体的に相当な負担を伴う。
現場の関係者や医療関係者の話を総合すると、今回の不在は急病などの深刻なトラブルではなく、長時間の着座による腰や脚への負担を考慮した予防的処置、あるいは体力配分の一環である可能性が高い。極寒の冬場や猛暑の時期など、季節ごとの体調変化を考慮して現地観戦の頻度を調整することは、高齢の解説者にとってごく自然な判断と言える。