北竜町の取り組みは、観賞用にとどまらない多面的な広がりを見せている。北海道空知総合振興局との連携を深めながら、農業と観光を融合させた「アグリツーリズム」の先駆的事例として全国的な注目を集めているのだ。
その代表格が、花が終わった後の種子を有効活用する「ひまわり油加工プロジェクト」である。町内で収穫された種から低温圧搾で丁寧に抽出される一番搾り油は、オレイン酸やビタミンEを豊富に含み、上質な特産品として高い評価を得ている。咲かせて魅せ、収穫して味わうという循環型サイクルの構築は、国内観光・レジャー産業における地方創生の理想的なロールモデルといえる。