真砂慎太郎の野球人生は、栄光と挫折が幾重にも交錯するドラマチックな軌跡を描いています。プロ入り後のハイライトの一つが、2016年にメキシコで開催された「第1回 WBSC U-23ワールドカップ」です。侍ジャパンの4番打者として4本塁打・打率.387をマークし、大会MVPと本塁打王を獲得。世界一の立役者となりました。
しかし、選手層の極めて厚いホークスの一軍定着には高い壁が立ちはだかりました。二軍では圧倒的な成績を残すものの、一軍では好不調の波に苦しみ、2026年秋に球団から戦力外通告を受けます。NPB通算成績は180試合出場、打率.219、10本塁打、30打点。NPB合同トライアウトへの参加を経て、2026年からは社会人野球の強豪・日立製作所へ入社しました。
移籍直後の2026年3月には、両親のルーツを背景にWBC中国代表に選出。1次ラウンドの日本戦では、大谷翔平投手の投球を捉えてレフト前ヒットを放ち、東京ドームを大いに沸かせました。強豪国のトッププロを相手に一歩も引かない勝負強さは、世界中の野球ファンの記憶に刻まれています。