西之島にゴキブリがいる衝撃の真相|噴火後の生態系を徹底解明

西之島にゴキブリがいる衝撃の真相|噴火後の生態系を徹底解明

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生態系保全の観点から外来種駆除の必要性すら叫ばれていた西之島ですが、その状況を一変させたのは人間の手ではなく、圧倒的な地球の営力でした。2019年12月から2020年8月にかけて発生した大規模噴火による生物への壊滅的影響です。

この大噴火では、旧西之島のわずかな緑地を含めた島全体のほぼ100%が分厚い火山灰と高温の玄武岩質溶岩流に覆い尽くされました。火砕物による熱波と有毒な火山ガス(二酸化硫黄等)が島を包み込み、海鳥の営巣地もろとも地表環境は完全に焼き払われました。

気象庁および東京大学地震研究所、環境省等の調査船による観測、さらには超高解像度衛星画像の解析によれば、旧島部分に存在した植物群落は完全に消失。地表に生息していた西之島のゴキブリは全滅したと判断されています。一部では「地中深くの溶岩洞窟や亀裂に潜んで生存しているのではないか」という仮説も囁かれましたが、数メートル規模で降り積もった高温の火山灰層と地熱の上昇により、外気呼吸を行う昆虫類の生存は極めて困難と結論づけられています。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。