しのぶの死を目撃した継子・栗花落カナヲは、師匠を失った底知れぬ絶望と怒りに震えながらも、しのぶが生前に遺した指文字のサインと指示を正確に遂行します。そこへ乱入したのが、童磨によって実の母・琴葉を殺害されていた過去を持つ嘴平伊之助でした。
しのぶを師と仰ぐカナヲと、母の愛を童磨に奪われていた伊之助。二人の怒りが交錯する中、戦闘の佳境でしのぶの肉体に宿っていた超高濃度の藤の花の毒が一気に童磨の全身を蝕み始めます。皮膚はドロドロに溶け崩れ、童磨の自慢であった目玉や筋肉組織が壊死。強固だった頚の骨は脆くなり、血鬼術の維持すら不可能となりました。
童磨は焦燥感から大技「霧氷・御子の巫女」を発動しようと試みますが、身体の崩壊は止まりません。カナヲが放った「花の呼吸 終ノ型・彼岸朱眼」と、伊之助の放天投げによる二刀の連動により、ついに上弦の弐の頚は宙を舞いました。しのぶが命を賭して穿った一点の隙が、次世代の二人の手によって完璧な勝利へと繋がったのです。