実際の視聴者は本作のどのような点に心を動かされ、何に熱中したのでしょうか。現地のオンラインコミュニティやSNS、海外のアジアドラマファンフォーラムに寄せられたリアルな声を多角的に検証します。
放送当時、最も激しい反響を呼んだのは、やはり第40話から第48話にかけての長男夫妻の受難エピソードでした。ネット上の掲示板では連日、以下のような投稿が飛び交いました。
「コンが一人で癌の痛みに耐え、悪者になってまでフオンを解放しようとする姿を見て涙が止まらなかった。なぜここまで誠実な人たちが苦しまなければならないのか」(30代女性視聴者)
「脚本家を恨みそうになるほど辛い展開だったが、だからこそ家族全員がコンを抱きしめた瞬間に救われた。現実の人生も、きれい事だけではないからこそ深く刺さる」(40代男性視聴者)
一方で、コメディリリーフとして絶賛されたのが次男夫婦の日常です。
「ハのキャラクターは一見わがままに見えるけれど、家族の誰かが侮辱された時に真っ先に敵に飛びかかっていくのは彼女。こんな義姉がいたら最高に頼もしい」「タインがどれだけ妻に振り回されても、結局彼女を愛おしそうに見つめる眼差しが最高にリアル」といった共感の声が溢れました。
これらネットの反応と考察まとめを総括すると、視聴者が求めていたのは「一切のトラブルが起きないおとぎ話」ではなく、「過酷な現実が襲いかかってきた時に、不完全な人間たちがどう手を取り合って乗り越えるか」という具体的な希望のプロセスであったことが明白です。