時差計算で最大の難所とされるのが、経度180度付近に設けられた日付変更線の扱いです。ここをまたぐ移動や通信を行う場合、単に時間を足し引きするだけでなく、日付の増減を正しく処理しなければなりません。
日付変更線を越えるときの絶対ルールは以下の通りです。
・日本からアメリカ方面(西から東へ)へ越える場合:日付を「1日戻す」
(例:月曜日の午前に日本を出発し、日付変更線を越えると日曜日の時間帯に戻る)
・アメリカからアジア方面(東から西へ)へ越える場合:日付を「1日進める」
(例:日曜日にハワイを出発して日付変更線を越えると、一瞬で月曜日にワープする)
地球上で最も早く新しい1日が始まるのは日付変更線のすぐ西側(キリバスやニュージーランドなど)であり、最も遅く1日が終わるのが日付変更線のすぐ東側(サモア諸島の一部など)です。「東へ進むと時間を巻き戻し、西へ進むと未来へ進む」という感覚を持つと、日付の逆転現象も直感的に理解できるようになります。