掲示板上で最も激しい議論の標的となっているのが、巨額の資金を投じるUSスチール買収プロジェクトだ。全米鉄鋼労働組合(USW)の反発や、大統領選を経た米政界の国家安全保障上の懸念など、政治的な障害は次々と立ちはだかる。経営トップである橋本英二会長は、グローバルでの生き残りをかけた不可避の戦略だと主張し続けるが、市場の受け止め方は依然として割れている。
買収相手であるU.S.スチールの資産価値と、買収に伴う有利子負債の膨張リスクをどう天秤にかけるか。掲示板では「買収が成功すれば世界トップクラスの技術力と北米市場の利権を手中におさめる」と期待する声がある反面、「破談になれば巨額の違約金が発生し、株価の重石になる」との警戒感も強い。この政治リスクこそが、現在の株価の上値を抑え込んでいる最大の要因だ。