世間では「友達が多い人ほど人生が充実している」という無言のプレッシャーが存在しがちですが、客観的な統計を見ると実態は大きく異なります。民間調査機関や意識調査のデータを総合すると、20代から50代の社会人において「プライベートで定期的に会う友人が0人」と回答した割合は約30〜35%に達しています。さらに「1〜2人程度」と答えた層を含めると、全体の約7割が極めて限定的な交友関係しか持っていません。
学生時代はクラスやサークルといった閉じたコミュニティに所属していたため、受動的でも友人ができやすい環境でした。しかし社会人になると、職場と自宅の往復が生活の中心になり、利害関係のない人間関係を維持するコストが跳ね上がります。仕事や育児、自己投資に追われる中で、自然と交友関係が整理され、「友達ゼロ」に至るケースは決して特殊な落ち度ではないのです。