大葉健二さんの病状を巡っては、インターネット上でいくつかの誤った推測や過剰な憶測が独り歩きしていました。
ひとつは、「2018年の発症と同時に芸能界を完全引退した」という誤解です。公式には引退発表ではなく「病気療養のための休業」であり、所属先や家族、そして大葉さん自身も、歩行訓練を重ねて「もう一度イベントでファンの前に顔を見せる」という目標を決して諦めていませんでした。2026年1月に家族が公表したコメントでも「本人も復帰のために精いっぱいリハビリなどに励んでおります」と明記されており、復帰への意欲は最後まで途切れていませんでした。
もうひとつは、「重篤な寝たきり状態が続いていた」というステレオタイプな臆測です。確かに運動機能や発声には困難が伴っていましたが、専門医と理学療法士のサポートを受けながら、本人の意思で椅子に座り、家族と会話し、外の空気を吸う生活が維持されていました。「動けないから諦めた」のではなく、「動ける可能性を1ミリでも伸ばそうとした」のが大葉さんの真の姿です。