2021年の離婚発表時、最大の波紋を呼んだのが「親権は父・市村正親が持つ」という異例の選択だった。当時、世間は母親が親権を手放した理由について様々な憶測を巡らせた。しかし、その決断の根底にあったのは、互いの生活スタイルを尊重しながら子供たちに一切の不自由をかけないという徹底した実利主義だった。
篠原が所属するジャパン・ミュージックエンターテインメントの多忙なスケジュールと、舞台中心で生活リズムを構築しやすい市村の環境。双方が話し合いを重ねた末に導き出したのは、徒歩数分の近距離に住み、母が頻繁に食事の作り置きや身の回りのサポートに訪れるという柔軟な子育てルールだった。「形」よりも「実質」を取ったこの選択は、家族の破綻ではなく、子供たちを守るための新しいチームビルディングだったと言える。