彼女が芸能の道へと踏み出した背景には、昭和の落語界を代表する大爆笑王、初代林家三平の存在があった。若き日の彼女は初代林家三平の威光と温かい人柄に惹かれ、その一門と深く関わるようになったのだ。
当時の女性芸人はまだ非常に珍しく、厳しい演芸の世界で生き残るには並々ならぬ苦労があった。しかし、師匠譲りのサービス精神と、周囲を明るく照らす持ち前の朗らかさで、彼女は徐々に舞台での存在感を確立していく。下積み時代の過酷な経験こそが、のちにお笑い界で長年愛される唯一無二のキャラクターを形成する頑丈な土台となった。