施設全体の中でも、特に高い評価と集客力を誇るのが文化・産業遺産エリアです。現地で必ず押さえておくべき主要スポットのディテールを整理しました。
1. 科博廣澤航空博物館と伝説の国産旅客機「YS-11」
航空博物館の最大の見どころは、戦後日本の航空技術の粋を集めた国産旅客機「YS-11」量産初号機(JA8610)です。国立科学博物館が羽田空港で長年保管していた機体が解体・移送され、この筑西の地で精緻に再組み立てされました。重要航空遺産に指定される貴重な機体のほか、零式艦上戦闘機(零戦)や大型ヘリコプター「シコルスキーS-58」など、航空史に名を刻む名機が間近で公開されています。
2. 隈研吾氏設計の「廣澤美術館」と名園の調和
文化芸術の中心を担う「廣澤美術館」は、世界的な建築家・隈研吾氏が設計を担当しました。巨石をダイナミックに配置した独特の外観と、周囲の自然や日本庭園が見事に融合した空間は、建物自体が一つの美術品としての価値を放っています。館内では横山大観をはじめとする日本画の巨匠作品や、地元ゆかりの陶芸家・板谷波山らの名作が順次企画展示されています。
3. 鉄道・自動車の聖地「レールパーク」&「クラシックカー博物館」
乗り物ファンを唸らせるのが、蒸気機関車D51形(デゴイチ)やE10形、寝台特急「北斗星」の実車客車、さらには新幹線0系・200系の先頭車両などが並ぶ「レールパーク」です。隣接するクラシックカー博物館やバイク博物館には、昭和の名車や世界的なヴィンテージカーがズラリと並び、圧倒的な保存点数を誇ります。