日本の南西端に弧状に連なる島々を指す際、「南西諸島」「琉球諸島」「先島諸島」といった似た用語が使われます。これらの位置づけと包含関係を正確に整理しておきましょう。
まず、鹿児島県の奄美群島から沖縄県全域を含む広大な島々の連なり全体を「南西諸島」と呼びます。その南西諸島の中で、主に沖縄県域(および奄美を含む場合もある地理学的区分)を指すのが「琉球諸島」です。そして、その琉球諸島の中で沖縄本島周辺(沖縄諸島)よりもさらに南西へ約300〜400km離れた海域に位置する島々の総称が「先島諸島」にあたります。
先島諸島は、行政区分としては沖縄県に属しながらも、地理的には那覇よりも台湾のほうが近い国境地帯です。最西端の与那国島から台湾まではわずか約110kmしか離れておらず、晴れた日には台湾の山並みを肉眼で捉えられるほどの距離感にあります。