芸能界随一の資産家として知られた細木氏の逝去に伴い、世間が最も注視したのが「莫大な遺産相続」の行方でした。全盛期の推定年収は10億円を超え、著書の印税、テレビ出演料、高額な個人鑑定料、さらには六星占術関連グッズの売上を含め、総資産は数百億円規模に達すると週刊誌各社で報じられていたからです。
大富豪の死にありがちな「骨肉の遺産争い」が起きるのではないかと囁かれましたが、実際には泥沼の裁判劇などは一切表面化しませんでした。細木氏は生前から自身の死期を冷静に見据え、法律家や税理士を交えた極めて周到な生前整理を完了させていたのです。
なかでも注目された京都・鳴滝の豪邸は、巨大な本堂や日本庭園を備えた威容を誇り、生前は数多くの著名人や信奉者が招かれた場所です。「維持費だけで年間数千万円かかる」と言われ、没後の解体や売却が懸念されていましたが、2026年現在も細木家および関連法人によって厳重に維持・保全されています。彼女が生涯を通じて説き続けた「先祖供養」の象徴的聖地として、親族の手によって静かに護られ続けています。