ネット上の情報や噂の中には、病院の仕組みに対する誤解から生じているものも少なくありません。特に受診者が陥りやすい代表的な3つの盲点を整理します。
第1の誤解は、「大病院の救急外来に行けば、専門医にすぐ診てもらえて安心」という思い込みです。救急外来の当直体制は限られており、必ずしも受診した症状の専門医が待機しているわけではありません。初期対応は当直医が行い、重篤な場合を除いて本格的な専門的治療は翌日以降の通常外来へ引き継がれるケースが多いのが現実です。
第2の誤解は、「初診予約なしでも朝早く並べばすぐに呼ばれる」という錯覚です。受付順はあくまで窓口手続きの順番であり、実際の診察は「予約患者」が優先されます。予約なしの当日受付枠は予約の合間に差し込まれるため、開門前から並んだとしても診察室に呼ばれるのが昼前になるケースは多々あります。
第3の誤解は、「病院専用の無料送迎バスが頻繁に運行している」という誤認です。同院では独自の無料巡回バスを全方位に走発させているわけではなく、JR福知山駅からの定期路線バス(京都交通バス等)や市民バスの利用が基本となります。受診時の足取りは事前に時刻表を調べて計画を立てておく必要があります。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
医療資源を無駄なく活用し、患者自身がストレスなく最善の治療を受けるための判断基準は明確です。
【市立福知山市民病院の受診が向いている人】
- 開業医から精密検査や入院手術が必要と診断され、紹介状を持っている方
- 循環器疾患、がん、脳血管障害など、高度急性期・専門医療を必要とする方
- 救急搬送レベルの重症な急病・外傷を負った方
【まずは近隣クリニック・かかりつけ医を検討すべき人】
- 風邪、軽度の発熱、慢性的な胃もたれなど、初期段階の体調不良の方
- 紹介状を持っておらず、7,700円の追加費用(選定療養費)を避けたい方
- 医師にじっくり話を聞いてもらいながら、短い待ち時間で薬を処方してほしい方