2021年は、謎解きと人間ドラマを融合させたサスペンスドラマがSNS上で爆発的な盛り上がりを見せました。その双璧を成したのが金曜ドラマ『最愛』と日曜劇場『天国と地獄 〜サイコな2人〜』です。
吉高由里子主演の『最愛』は、殺人事件の重要参考人となった実業家・真田梨央と、彼女を追う刑事であり初恋の相手でもある宮崎大輝(松下洸平)、そして梨央を守る弁護士・加瀬賢一郎(井浦新)の切ない関係性を描き、最愛のドラマ考察と評判は回を追うごとに過熱しました。宇多田ヒカルによる主題歌『君に夢中』が流れるタイミングの絶妙さや、登場人物全員が「誰かのために」動くピュアな動機が視聴者の涙を誘い、ザテレビジョンドラマアカデミー賞(2021年秋ドラマ部門)では最優秀作品賞、主演女優賞、脚本賞、監督賞の4冠を獲得するなど批評家票も独占しました。
一方の『天国と地獄 〜サイコな2人〜』は、正義感の強い女性刑事とサイコパスな連続殺人鬼の魂が入れ替わるという奇抜な設定。綾瀬はるかと高橋一生の狂気と繊細さが入り乱れるスイッチ演技は圧巻の一言でした。天国と地獄 サイコな2人の最終回ネタバレを含む真犯人の動機や兄弟の哀しき絆は、放送終了後も考察班によって熱く語り継がれ、エンタメ性と重厚な人間賛歌が見事に調和した傑作として評価されています。