タワーマンションの購入において最も警戒すべきは、月々のランニングコストの急激な上昇です。セントプレイスシティの管理費・修繕費のバランスはどう推移しているのか、管理組合の決算報告や積立基金の現状を掘り下げました。
築14年を迎えた現在、セントプレイスタワーの修繕積立金は分譲当初の計画通り、段階増額の局面を通過しています。竣工初期は平米あたり100円前後(70㎡住戸で月額約7,000円)という安価な設定でしたが、第1回目の大規模修繕工事の実施および将来の外壁・免震装置メンテナスを見据え、現在は平米あたり200円〜250円水準(70㎡で月額約1万4,000円〜1万8,000円)まで改定が進んでいます。管理費(月額約1万2,000円〜1万6,000円前後)と合わせると、住戸によっては毎月3万円以上の固定負担が発生する計算です。
「築15年を境に一時金の徴収があるのではないか」「温浴施設のボイラー更新費用が積立金を圧迫しないか」という不安の声に対して、管理組合関係者は次のように内情を明かします。
「当タワーでは過去の総会で長期修繕計画の見直しを前倒しで可決し、均等積立方式への移行を視野に入れた値上げを着実に実行してきました。温浴施設についても利用料体系の微調整を行い、一般会計への負担を抑制しています。急激な破綻シナリオはありませんが、今後築20年に向けて修繕費がさらに1.2倍程度まで引き上げられるシナリオは織り込んでおく必要があります」
もう一つの死角がセントプレイスシティの駐車場空き状況です。敷地内には自走式および機械式駐車場が確保されているものの、近年の大型ハイルーフ車(アルファードや大型SUV)の普及に伴い、車高1,550mmを超える「ハイルーフ対応パレット」は常に空き待ち状態が続いています。セダンタイプ用の普通車パレットには空き枠が存在するケースがあるものの、大型ファミリーカーを所有する世帯が入居直後に敷地内を確保できず、月額2万円〜2万5,000円前後の周辺外部月極駐車場を探さざるを得ないケースが散見されます。