多様化する食環境の中で、公的機関による啓発も変化を遂げている。厚生労働省が策定・更新を重ねる各種の健康づくりガイドラインや栄養指標では、偏った食事パターンや特定の組み合わせによる微量栄養素欠乏を予防するための具体的な指針が示されている。
これを受けて、教育現場や家庭で進められる食育の取り組みにおいても、単に「好き嫌いをなくす」段階から「栄養素の相反作用や相互効果を理解して献立を構成する」知的なアプローチへと進化を遂げた。幼少期から正しい食べ合わせの知識を学ぶことは、生涯にわたる生活習慣病予防の強固な基盤となる。