ハイシーズンの富良野中心部は観光バスとレンタカーが集中し、移動時間のロスが膨らみがちです。混雑の喧騒を離れ、静かにラベンダーの香りや風景と対峙したい旅行者に向けて、北海道ラベンダー畑 穴場スポットと最適なドライブルートを提案します。
まず筆頭に挙げられる穴場が、上富良野町にある「パノラマロード江花」の起点付近や、中富良野町の「北星山ラベンダー園(町営ラベンダー園)」です。北星山は冬期スキー場として運用されている急斜面を夏期にラベンダー畑として活用しており、一人乗り観光リフトに乗って斜面を登りながら足元に広がる紫の花々を空中散歩感覚で鑑賞できます。頂上からは十勝岳連峰と富良野盆地が一望でき、ファーム富田から車でわずか5分ほどの立地でありながら、観光バスの大量流入が少なく比較的落ち着いて散策できます。
札幌エリアで旅程を組むなら、前述の幌見峠(夢工房さとう)が筆頭候補です。円山公園駅から車で約15分という抜群の都市近郊アクセスでありながら、峠の高台から見下ろす札幌の市街地パノラマと約8,000株のラベンダー畑の対比は息をのむ美しさです。日中はもちろんのこと、日没後のトワイライトタイムには札幌の夜景とライトアップされたラベンダーが共演し、道内屈指のロマンチックスポットへと変貌します。
これらのスポットを無駄なく巡る富良野 美瑛 ラベンダー観光ルートの黄金パターンは、「旭川空港」または「旭川駅」を拠点とした南北縦断ドライブです。具体的には以下の周遊動線が極めて効率的です。
- 早朝 07:00〜08:30:中富良野「ファーム富田」へ直行し、人影まばらな中で彩りの畑とトラディショナルラベンダー畑を撮影。
- 午前 09:00〜10:30:上富良野「ラベンダーイースト」または「日の出公園」へ東側ルート(道道298号)経由で移動。
- 昼前 11:00〜13:00:美瑛町へ北上。「白金青い池」「四季彩の丘」を巡りつつ、美瑛の丘陵地でランチ。
- 午後 13:30〜15:30:「パッチワークの路」(セブンスターの木、ケンとメリーの木)を経て旭川方面へ抜ける。
このルートの最大の利点は、混雑のボトルネックとなる中富良野エリアを早朝に通過し、日中は道幅が広く交通が分散しやすい美瑛の広域丘陵エリアへと抜ける点にあります。逆ルート(旭川側から南下して昼にファーム富田へ向かう動線)を選ぶと、数キロに及ぶ渋滞に巻き込まれる確率が跳ね上がるため注意してください。