マーケットとしての勢いも、2026年に入り新たなフェーズに突入した。限定ポップアップショップやコラボカフェの整理券は数分で蒸発し、トレーディングカードやブラインド仕様のフィギュア市場では、プレミアム価格での取引が常態化している。
特筆すべきは、ファンの購買行動の変化だ。単に「可愛いものを集める」のではなく、「推しキャラの生きてきた文脈を買う」という現象が起きている。ちいかわが草むしり検定の勉強に使ったノートを再現した文房具や、ハチワレが愛用するくまのブリーチぬいぐるみなど、作中エピソードと直結したストーリー体験型のグッズが大ヒット。アパレルブランドや高級外食チェーンとのコラボも次々と結ばれ、経済効果は数百億円規模へと拡大し続けている。