近年の製粉業界では、食品ロス削減や節約志向の高まりを受け、「汎用性の高いミックス粉」への注目が集まっている。たこ焼き用、お好み焼き用、チヂミ用と何種類もの専用粉をストックするのではなく、ひとつの粉をアレンジして使い切るライフスタイルが支持されているのだ。
メーカー側もこうした消費者の行動を察知し、多用途に使えるミックス粉の開発や、公式サイトでの代用レシピ公開に乗り出している。粉もの文化が根付く関西地方にとどまらず、全国の家庭で「粉の相互互換」が当たり前になりつつある現状は、物価高時代の賢いキッチン術としても理にかなっている。