「店頭で買えないのであれば、自らの手であの味を再現したい」と願うファンのために、料理研究家や製菓愛好家たちが長年研究を重ねて導き出したミスド ホームカット 再現レシピの決定版をご紹介します。ポイントは「ベーキングパウダーの配合バランス」と「隠し味の練乳とナツメグ」です。
【材料(リング型 約6〜7個分)】
- 薄力粉:150g(ふるっておく)
- ベーキングパウダー:小さじ1(約4g)
- 卵(Mサイズ):1個
- きび砂糖(または上白糖):40g
- 無塩バター:15g(湯煎またはレンジで溶かす)
- 牛乳:大さじ2
- 練乳(コンデンスミルク):小さじ1(※当時のミルキーな風味を出す秘訣)
- バニラオイル:少々(※エッセンスより熱に強いオイルが最適)
- ナツメグパウダー:ごく少量(※昭和の洋菓子特有の芳醇な奥行きを再現)
- 揚げ油:適量
【調理手順とプロの揚げ方】
- ボウルに卵ときび砂糖を入れ、泡立て器で白っぽくもったりするまでよくすり混ぜます。
- 溶かしバター、牛乳、練乳、バニラオイルを加え、均一になるまで静かに混ぜ合わせます。
- ふるった薄力粉、ベーキングパウダー、ナツメグを加え、ゴムベラでさっくりと切るように混ぜます。粉っぽさが消えたらひとまとめにし、ラップに包んで冷蔵庫で約30分寝かせます(生地の伸びとダレを防ぐ重要工程です)。
- 打ち粉をした台に生地を広げ、厚さ約1cmに伸ばします。ドーナツ型(またはコップとペットボトルキャップ)で型抜きします。
- 揚げ油を165℃〜170℃の低温〜中温に熱します。高温で揚げると表面だけ焦げて中が詰まってしまうため、温度管理を徹底してください。
- 生地を静かに油に入れ、浮き上がってきつね色になるまで約1分30秒、裏返してさらに約1分揚げます。網に上げてしっかり油を切れば完成です。
一口かじれば、外側の微かなサクッとした歯ざわりの直後に、キメの整った黄色い生地から卵と練乳の甘い香りが口いっぱいに広がります。冷めても固くなりにくく、牛乳やホットコーヒーと合わせることで、まさに昭和・平成のミスドの風景が鮮やかに蘇ります。