ネコマ マウンテンを訪れる上で、多くの旅行者が誤解しているのが「南エリアと北エリアの地理的アプローチの違い」である。スキー場自体はリフトで繋がっているものの、自動車や公共交通機関でアプローチする場合、二つのエリアは磐梯山を挟んで完全に真裏に位置している。
南エリア(旧アルツ磐梯:磐梯町更科字清水平6838-68)は、磐越自動車道・磐梯河東ICから約15分。道路の勾配が比較的緩やかで融雪道路も整備されており、雪道運転に不慣れなドライバーでもアクセスしやすい。これに対し、北エリア(旧猫魔:北塩原村)は猪苗代磐梯高原ICから裏磐梯の山間部を約40分登る必要があり、路面は完全な圧雪・凍結路となる。車で向かう際は、自身の運転技量に応じたエリア選択が不可欠だ。
また、新幹線利用者の生命線となる「アクセス・無料シャトルバス」にも重要な盲点が存在する。
JR磐越西線・磐梯町駅や郡山駅から運行されている無料シャトルバスは、完全予約制となっており、連休やトップシーズンは数週間前から満席になる事例が頻発している。「当日駅に行けば乗れるだろう」と甘く見ていると、高額なタクシー移動を余儀なくされる。さらに、南北のベース間を結ぶ連絡バスも運行されているが、本数が限られているため、連絡リフトが停止した際の非常時エスケープルートとしてはダイヤの事前把握が絶対条件となる。