部活の卒業記念品といえば、かつては大型の額縁に入った集合写真、名前が大きくプリントされた飾り皿やペナント、巨大なトロフィーが定番でした。しかし、これらは現在の卒業生から敬遠されやすい代表格となっています。卒業生たちへの聞き取り調査やネットのリアルな投稿を分析すると、定番ギフトが喜ばれない決定的な要因が浮かび上がってきます。
最大の要因は「卒業後の生活空間とライフスタイルの変化」です。高校や大学への進学、あるいは就職を機に一人暮らしを始める若者にとって、ワンルームの限られた居住空間に自己主張の強い大型記念品を飾るスペースはありません。また、「捨てたくても部活の思い出や後輩の顔が浮かんで捨てられない」という心理的重圧を与えてしまう点も、部活卒業記念品いらない理由として頻繁に挙げられます。
一方で、部活卒業記念品もらって嬉しいものとして圧倒的な支持を集めているのは、「新生活の日常で自然に使える上質なアイテム」です。通学や通勤時に持ち歩けるサーモボトル、シンプルなデザインの筆記具、普段のトレーニングでも活用できる吸水性の高いタオルなどが好まれます。部活名や学校名の刻印は、一目で記念品とわかる目立つ配置ではなく、底面やクリップの裏側にさりげなくレーザー刻印されている程度の「秘めた記念性」が今の卒業生にとって最も心地よい距離感といえます。