保育の鬼のお面製作ガイド!泣かない年齢別工夫と指導案の全貌

保育の鬼のお面製作ガイド!泣かない年齢別工夫と指導案の全貌

保育の鬼のお面製作ガイド!泣かない年齢別工夫と指導案の全貌の見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。

保育園の節分製作において最も重要なのは、子どもの発達段階(発達課題)に無理のない技法を選定することです。完成度を大人が求めるあまり、保育士がほとんど手を加えてしまう「見栄え重視の製作」から脱却し、子ども自身が「自分で作れた!」という達成感を味わえる年齢別アプローチを展開しましょう。

0歳児・1歳児:五感を刺激する感触遊びとスタンプ技法

鬼のお面(0歳児・1歳児)の製作では、視覚と触覚を通じた素材体験が主軸となります。頭にかぶる立体的なお面は、この時期の子どもにとって視界を遮られたり圧迫感を覚えたりして嫌がる傾向があります。そのため、サンバイザー型や手首に巻くリストバンド型、あるいは壁面兼用のバッグ型が適しています。

ベース素材には、柔らかく加工しやすい鬼のお面用紙皿が最適です。紙皿の中央を保育士がくり抜いておき、透明な幅広テープや粘着シートを貼ります。子どもたちには、丸めたお花紙やちぎったカラーセロハンをペタペタと貼り付けてもらい、鬼のモジャモジャ頭や豊かな色彩を表現します。手形や足形をインクで取り、それを鬼の角やパンツに見立てる手法も、保護者にとって成長記録としての価値が高く、極めて高い満足度を得ています。

2歳児・3歳児:道具を使う楽しさと「表情」へのこだわり

イヤイヤ期を抜けて自我が芽生え、自分の好みがはっきりしてくる鬼のお面(2歳児・3歳児)では、糊(のり)やシールの扱いを導入します。紙皿や牛乳パックのベースに、事前に保育士がカットした目・鼻・口・牙・眉毛のパーツを子ども自身に自由に配置させることがポイントです。

大人が「見本通り」に配置を指示するのではなく、パーツを上下逆に貼ったり離れた位置に貼ったりする偶発性を丸ごと肯定します。保育現場の観察調査でも、眉毛の角度が異なるだけで「びっくりした鬼」「笑っている鬼」「困った鬼」など多様な感情が宿り、子どもたちが愛着を持つことが実証されています。紙をビリビリと破る「ちぎり絵技法」を髪の毛に取り入れると、指先の巧緻性を養いながら、鬼のお面をかわいく簡単に量産できます。

4歳児・5歳児:構造を理解して創る「立体紙袋」と異素材ミックス

手先のコントロールが確立し、空間認識能力が育つ幼児クラスでは、平面から立体へのステップアップを図ります。定番として支持されているのが、角底のクラフト紙袋を頭からすっぽりかぶる鬼のお面(立体紙袋)です。

紙袋をかぶった際、子どもの目の位置に安全な覗き穴を開ける工程は保育士が担当しますが、それ以外の装飾は子どもたちに委ねます。毛糸を束ねて三つ編みにした髪の毛、トイレットペーパーの芯を斜めにカットして作った立体的な角、アルミホイルを巻きつけたキラキラの牙など、廃材や異素材を自由に選択できる環境を整えます。年長クラスではハサミの連続切りや折り紙のパーツ折りを組み込むことで、世界に一つだけの本格的な作品へと昇華させることが可能です。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。