クルーズ船見学初心者が最も陥りやすい落とし穴が、「岸壁まで歩いていけば、船体に手を触れられるほど近くで見学できる」という思い込みです。ここには国際的な治安基準にまつわる明確な境界線が存在します。
SOLAS条約による厳重な立ち入り規制
外航クルーズ客船が着岸しているエリアは、国際航海船舶及び港湾施設の保安に関する法律(SOLAS条約関連法)に基づく制限区域に指定されます。着岸中の岸壁エプロン周辺には高いフェンスが設置され、乗客および許可証を所持した港湾関係者以外は一切立ち入ることができません。一般の見学者は、フェンス外側に整備された緑地広場や親水プロムナードからの眺望に限定されます。超広角レンズだけを持参すると「フェンス越しで船体が小さくしか写らない」という事態に陥るため、中望遠ズームレンズの持参が必須です。
クルーズ船 寄港中止 欠航理由の現実
また、ネット上で事前にスケジュールを確認していても、当日になって船の姿がないというトラブルも珍しくありません。主なクルーズ船 寄港中止 欠航理由としては以下の要素が挙げられます。
第一に、台風や前線通過に伴う錦江湾内の強風とうねりです。全長300メートルクラスの客船は横風を受ける面積が極めて巨大であり、風速が安全基準を超えるとタグボートを用いても安全な離着岸が困難になります。第二に、桜島の噴煙と風向きです。大量の降灰が予想される気象配置の場合、船体の給気フィルターやオープンデッキの保全を考慮し、船長判断で他港への針路変更(抜港)が下されるケースがあります。当日の朝は必ず、マリンポート鹿児島 ライブカメラ 現在の状況を確認し、実際に船影が湾内に入っているかを確かめるのがプロの鉄則です。