鉄道専門学校は意味ない?Jr就職率と大卒の格差を2026年徹底検証

鉄道専門学校は意味ない?Jr就職率と大卒の格差を2026年徹底検証

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実際に専門学校を経て現場に飛び込んだ卒業生たちは、どのような日常を過ごしているのでしょうか。

一般的な運転士・車掌への就職ルートは、専門学校を卒業して鉄道会社に採用された後、まず駅係員(ステーションスタッフ)として1〜3年の経験を積むことから始まります。駅業務で改札対応、遺失物取扱、終電後の点検業務などをこなした上で、社内登用試験を突破して初めて車掌養成所へと進みます。さらに車掌として乗務経験を積んだ後、国家資格である「動力車操縦者運転免許」を取得するための養成課程へ推薦され、試験に合格してようやく運転士の席に座ることができます。専門学校を出たからといって、入社後すぐに運転台に立てるわけではありません。

卒業生たちの鉄道専門学校の評判と口コミを収集・精査すると、現場のリアルな二面性が浮かび上がります。

「面接練習の徹底ぶりや、現役鉄道員に近い言葉遣い・身だしなみの指導は、高校の進路指導室では絶対に真似できないレベルだった。同じ志を持つ仲間と励まし合えたからこそ、厳しい就職活動を乗り切れた」(私鉄採用・20代卒業生)

一方で、手記や退職エントリではこのような苦悩も語られています。
「鉄道ファン気分の抜けない学生が一部におり、授業の空気が緩むことがあった。何より、いざ入社してみると高卒の同期と給料も扱いも全く同じ。2年間で300万円近い学費を親に出してもらった申し訳なさが今も胸を締め付ける」(JRグループ会社勤務・20代卒業生)

専門学校が提供するのは「鉄道会社に入るための手厚い就活トレーニング環境」であり、それ以上でもそれ以下でもありません。その環境を使い倒せる主体性があるかどうかが、満足度を決定づけています。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。