ネット上やSNSでは、M-1グランプリの音楽に関して幾つかの誤解や疑問が長年議論されています。特に多いのが「配信サービスで原曲を聴いたが、番組で流れるものと少し違うのではないか」という指摘です。
結論から言うと、テレビで流れている出囃子は原曲『Because We Can』を番組専用に再構築したオリジナル・エディット版です。CDやストリーミングに収録されているフルバージョンはイントロが比較的静かに始まりますが、番組版では視聴者のアテンションを一瞬で掴むため、イントロの最もアタック感が強いブレイク部分を抽出し、せり上がりドアが開くタイミング(約4〜5秒地点)で最も音圧が高まるよう波形レベルで微調整されています。
また、「出囃子は毎年違う洋楽が使われているのではないか」という疑問も散見されますが、メインのせり上がり曲自体は第1回(2001年)から一度も変更されていません。大会ごとのスペシャルVTRや敗者復活戦のBGMに最新のヒット曲や邦楽ロック(過去にはCreepy Nutsやサカナクション等の楽曲がタイアップ起用された事例)が組み合わされるため、記憶が混ざり合って誤認されるケースが多いのが実情です。